2019年07月25日

慢性化したびまん性円形脱毛症に顕著に効果的だったPRP再生医療

今回は同じ薄毛でもAGAではなく円形脱毛症にPRP再生医療が有効だった事をお話しします。
円形脱毛症というと、10円玉の形をした脱毛を思い浮かべる方も多いと思いますが、頭髪全体が抜けてしまうタイプの「びまん性円形脱毛症」という非常に難治性の円形脱毛症もあります。
この方は1999年から私が診ている方です。発症はそれ以前からなので20数年来の脱毛歴があります。
この20年間、軽快・再発を繰り返しておりました。軽快といっても一部に発毛が見られる程度で、数ヶ月するとまた抜けてしまう、という状況でした。ここ数年は、写真左の状態が続いています。
円形脱毛症は自己免疫疾患であり、ご自身の免疫機構がご自分の毛包細胞を攻撃して脱毛を生じる疾患です。しかし、これだけ長期にわたり脱毛状態が継続していると、毛周期では成長期が短縮したり休止期が延長したり、いわばAGAに似た毛周期パターンを呈します。
そこで、昨年からPRP再生医療を開始したところ、顕著に発毛が見られるようになりました。
PRP施術回数は3回で終了しましたが、その後も自発的な発毛がみられ、現在では1999年以降で最も良い状態にまで回復いたしました。
なお、この方にミノキシジル内服治療は行っておりません
今回はPRPを施術しなかった部位からも発毛が勢いよくみられ、また少ない施術回数で、何故、こんなにも改善したのか?
今のところこのような報告はありませんが、当院では同じような経過を見せている患者様が、まだ2人ほどいらっしゃいます。いずれまとめてこのブログで報告する予定です。
前後 図.png
posted by 院長 at 09:52| 日記

2019年06月18日

20年来の脱毛病変の発毛に成功!

円形脱毛症ではありません。
ある理由で20年来、頭皮の一部で発毛が止まってしまった方です。
1年以上前に当院を受診。5.3%ミノキシジル外用では効果がみられず、1年前から再生医療を開始。
難治性でしたが1年間の治療で効果が見られました。
脱毛症治療を行っている者にとって、20年ぶりに発毛させたという事は、かなり衝撃的な結果なんです。
尚、ミノキシジルの内服は行っておりません

大久保HP用 図.png

発毛には時間がかかります。AGA治療でも再生医療を開始して発毛してくるまでに数ヶ月かかる事があります。
1回の治療で効果を判定せず、何度かおこなって頂けると、その効果が分かって頂けると思います。
posted by 院長 at 18:20| 日記

2019年01月31日

再生医療 2018年の総括:肌・育毛

お久しぶりです。
今回は2018年の総括というタイトルで、再生医療をわかりやすくまとめてみたいと思います。
現在、再生医療はPRPとHARGの2種を行っています。PRP(自己多血小板血漿)には約20種類の再生因子が含まれており、また、HARG製品(AAPE V2.0)ではこれを注入する事で約100種類の再生因子を(注入部位に)誘導する効果があります。
AGA/薄毛にはHARGを第一選択治療としています。これは育毛に大切な再生因子(上皮増殖因子など)がPRPよりも優位に発現するためです(非常に難治性でHARGも効きにくいという場合は、PRPと併用する事でより育毛を強く誘導する事もできます)。
肌の改善にはPRPを使用しますが、PRPには弾力線維・膠原線維やコラーゲンなど再生させる再生因子(血小板由来増殖因子やトランスフォーミング増殖因子)が多く含まれているためです。もちろん、それ以外にも小じわを改善させる上皮増殖因子や、毛細血管を増やして若々しい肌を誘導する血管内皮増殖因子なども含まれています。

以下にこれまでの改善例をお見せします。いずれも施術1〜2回の効果です。
田中さんvertex.png
シュンスケvetex.png

田中さんfront.png

次は女性の薄毛の治療例です。女性の薄毛は難治性でPRPも効かない事が多いのですが、HARGではしっかり改善が認められました。
女性頭頂部.png

次に肌の若返り効果の報告を致します。
この動画は以前にも掲載しましたが、PRP治療前後の私の首の状態です。
治療前では引っ張った後、皮膚が元に戻るのに3秒ほどかかっています。これは弾力線維などの線維細胞が減少しているのが原因です。PRP治療後1ヶ月では、約1秒で元に戻っており、弾力線維などの線維細胞が増加した事が示唆されます。

ただ、まだこの時点においては、首のシワの改善には至っておりません。
1回の治療で目に見える効果が無くても、治療を受けた部位の皮膚の内部では、このように潜在的(潜伏的)な改善が起こっています。従って、PRP注入を繰り返す事で蓄積的な効果(目に見える効果)が現れるようになるのです。
下の写真も以前に掲載しましたが、私の顔を1年かけて治療した前後の比較写真です。
雄介顔1年経過(図形式).png
この私の顔の変化が、昨年の集大成と言っても良いかと思います。
是非、参考にしてください。
posted by 院長 at 12:35| 日記