2020年07月01日

顔の半分だけにPRP再生医療&モザイクレーザー治療を行った結果

顔の半分だけに再生医療を定期的に行うとどのくらい左右差がでるのか、昨年10月からやってみました。
注)昨年10月以前は左右同等にPRP再生医療を行っておりましたので、今回提示する非施術側にはすでに若返り効果がみられている事を明言しておきます。
昨年10月から今年6月までに顔右半分にPRP再生医療を3回、モザイクレーザー(フラクショナルレーザー)を4回行いました。

図1.jpg
写真をポイント別に解説してみたいと思います。
@一番に気づく左右差は上まぶたの開き具合の違いです。もともと右目(写真では左)の方が開いていたのですが、最近ではその左右差が顕著になってきています。これは次の写真のポイントCで理由がわかります。
A下まぶたの小じわとたるみが違います。昨年まで数回行ったPRP再生医療のおかげで、下まぶたのたるみはかなり改善していたのですが、それでも、この8か月で左右差が生じました。
B目尻の小じわ。比較的深いシワで、PRP再生医療だけでは改善はしたものの消失するには至りませんでしたが、今回のPRP再生医療&モザイクレーザーの併用治療では、目尻の小じわを消失させる事ができました。

図2.jpg
左右の目尻の閉眼時の写真です。
C閉眼時の上まぶたの左右差が解るでしょうか?
施術した側では閉眼した時の上まぶたは平滑な感じですが、施術しなかった側では小じわを認めたるんでいます。この違いが左右の目の開き加減の相違の理由と考えています。
Aこのアングルで下まぶたを観察すると、施術側ではきれいに小じわが消えているのが解ります。

今年から始めたPRP再生医療とモザイクレーザーの併用治療ですが、この施術を受けられた患者様方においても、昨年までにはなかった強い効果が認められるようになっております。今回、自分自身の顔に行ってみて、改めてその効果に確信を持てるようになりました。
posted by 院長 at 20:35| 日記

2020年06月11日

美容:PRP再生医療&フラクショナルレーザー併用療法の結果 の報告

昨年は150例以上の方にPRP再生医療をさせて頂きましたが、あまり高い効果は得られませんでした。
昨年の平均施術回数は2.2回でした。治療する側としては少なくとも3〜4回の施術でないと効果発揮が難しいと考えておりましたが、金銭的な面も係わってきますので、その結果が2.2回だったのだと思います。
また、PRP施術の間隔が2〜3ヶ月、場合によっては6ヶ月、の事もあり、各施術の間隔が長すぎた事も有効率を下げた原因ではないかと考えています。
また、PRP再生医療自体の効果がそれほど強くない、さらに個人差もある、という事も推察されます。
そこで、今年のPRP再生医療では、PRP施術を1カ月間隔で、最低2回を目標に行うようにしました。
一方で、今年からフラクショナルレーザーを導入し、PRPと併用させて相乗効果を誘導する試みを開始しました。
PRP再生医療とフラクショナルレーザーは、皮膚内の作用部位が共通しており、目指す効果も共通しております。そのため、併用によりPRPの効果がより強く発揮されると考えました。
今年も半年が終わり、上記の試みの効果も徐々に明らかになってきました。下記にその一部をご報告します。


鼻や鼻周囲の深い毛穴は改善が難しいのですが、鼻先まで改善がみられます。
毛穴1.jpg


頬全体の毛穴が均一的に改善して肌質が改善しています。
毛穴2.jpg


下まぶたの細かいシワがほぼ消失しています。
まぶた1.jpg


下まぶたでは小じわの改善が見られます。
頬では小じわだけでなく肌が張り、大きいしわやタルミ、ゴルゴラインも改善し、顕著な若返りが見られます。
おんすいfinal.jpg


おでこのシワも難治性。この写真では深いシワはまだ見られますが、細かいシワは消失し、肌質が改善。
おでこ.jpg


下まぶたのたるみ。これも難治性ですが、2回の治療で改善が見られています。
美容6.jpg


このように、明らかな効果を示す例が増え、今年は昨年よりもPRP再生医療の有効率は高くなっています。
患者様方にも期待していただいて良い治療である、と考えます。

ただ、効果が出やすい部位と出にくい部位はあります。
そこで、PRP再生医療&フラクショナルレーザー併用治療が適している部位をランク付けしてみました。

1位 目周囲:十分な効果が期待できると思います。
2位 毛穴 :PRPやフラクショナルレーザーの単独治療よりも併用治療の方が高い効果が期待できます。
   実際にPRP単独で治療した方、フラクショナル単独で治療した方、それぞれに併用治療を行ったところ、
   いずれの単独治療よりも効果がみられました。
3位 ニキビ跡:毛穴と同様で、両者の相乗効果が十分に期待できます。
4位 おでこ:おでこのシワの治療は難しいのですが、この併用療法では相乗効果が期待できます。
   手の甲は、すぐ下に骨があり、おでこと状況が似ているので、手の甲にも効果は期待できます。
5位 浅いほうれい線:効果は期待できます。
6位 ゴルゴライン:深い病変ですが、意外に効果がみられます。
7位 深いほうれい線とマリオネットライン:深いシワにPRPを注入し、フラクショナルレーザーを広範囲に当
   てる事である程度の改善が見られる事はありますが、陥凹したほうれい線が平坦になってきれいに消え
   る、というところまでの改善は期待できません。
8位 眉間:浅いしわには有効と考えます。しかし、深い眉間のしわは難治性です。ボトックスの方が効果的
   と思われます。ただ、ボトックスは顔つきが変ってしまったり、耐性により徐々に効きにくくなるの
   で、当院では行っておりません。
9位 表情の変化に伴って出現するシワや深いくぼみ:これらは皮膚下の筋膜との関連で出現するものなの
   で、皮膚の真皮を改善させただけでは、改善させることは難しいです。
posted by 院長 at 20:59| 日記

AGA治療における当院の再生医療の成績

当院ではAGAに対してPRPやHARGなどを行ってきましたが、最終的にはPRPとCytB(臍帯血幹細胞由来サイトカイン)のコンビネーションを採用し、さらにそれにミノキシジルメソセラピーを併用する方法を考案いたしました。
AGAに対するPRP単独の再生医療は、論文上では有効率70〜75%とされています。何故、効かない場合があるのか、これは現在も議論中の課題ですが、毛包発育を阻害するインターロイキン1ファミリーの存在が一つの原因ではないかとも考えられております。
今回、再生医療に併用すると決めたミノキシジルメソセラピーですが、ミノキシジルにはインターロイキン1αの発現を抑制する効果が確認されています。当院ではこの抑制効果を期待して、再生医療に併用する事にいたしまいた。
まだまだ症例数は少ないですが、結果を下記に記します。

尚、治療1〜3回でドロップアウトしたのが女性で一人、男性でも一人あり、これはカウントには加えませんでした。
また、再生医療以外の治療として、男性はフィナステリド/デュタステリドを服用、女性はパントガールを服用。外用治療は男性・女性ともにミノキシジル外用を行っております。
ミノキシジルを服用している場合は、個別に記載しております。
今回の有効の判定は、肉眼的外観の改善を前提としております。前述したPRP治療の論文では拡大鏡を用いてミクロの変化で効果を判定しておりますが、ミクロの改善があっても肉眼的外観も改善するとは限りません。臨床においてはあくまでもご本人の満足度が大切なので、私は肉眼的所見の変化を重要視しました。従って報告論文におけるPRP治療の有効率が70〜75%と前述しましたが、肉眼的に満足したのが何%かは不明です(当然70〜75%より低い値になります)。
実は、今回の女性の無効例(1例)は、拡大鏡所見では改善が見られておりました。しかし肉眼的な改善が不明瞭だったため、無効と判定しております。

性  計  有効  無効  有効率
男  15    13      2     86.7%
女  6      5     1     83.3%

男女ともに85%前後の非常に高い有効率が得られ、(論文報告の)PRP単独治療の有効率(拡大鏡による判定)よりも良い結果がえられました。
男性で無効だった65歳男性は、本当に全く効果がみられませんでした。また、男性でもう一人の無効例は、植毛後の方で、却って悪化するという訴えがありました。
しかし一方で、有効だった例には、1回の施術で明らかな効果が見られた例もあります。よく効いた場合と全く効かない場合の差が著しく、今後は治療経験を蓄積して検討してゆきたいと考えております。
ただ有効率が高率であった事は朗報であることに間違いはありません。
下記に数例の治療前後の写真を掲載します。

この方は60歳代の女性例ですが、非常に良好な反応がみられました。
AGA5.jpg



この方はミノキシジル内服に不安を覚え、ミノキシジル内服を終了する目的で再生医療+ミノキシジルメソセラピーを開始しました。内服していたミノキシジルを中止した影響(脱毛の再燃)が4か月後まで見られましたが、その後は発毛が増えて治療前よりも頭髪量は増えました。
AGA4.jpg



この方は非常に難治性の例で、途中からミノキシジル2.5mgを併用せざるを得ない状況でした。
通常、この重症度ではミノキシジル5mgで治療しますが、再生医療+ミノキシジルメソセラピーを行っている事から2.5mgに抑える事ができ、結果も良好となってきました。写真では後方から発毛は徐々に増えてきているのが観察できます。
AGA3.jpg



この方も非常に難治性の方です。ミノキシジル2.5mg併用しましたが奏功せず、最終的にPRP&CytB&ミノキシジルメソセラピーの治療を併用してから一気に発毛が加速されるようになりました。
AGA2.jpg



この方も難治性の例です。2年近く治療させていただき、最終的に現在のPRP&CytB&ミノキシジルメソセラピーにたどり着き、現在発毛が順調にみられている状況です。
AGA1.jpg
posted by 院長 at 20:25| 日記