2021年01月31日

フラクショナルレーザーのニキビ痕に対する効果

フラクショナルレーザーは、熱エネルギーによって真皮の古いコラーゲンをいったん変性させ、3週間程の後に新しいコラーゲンに再構築するものです。そのため、小じわやたるみ、瘢痕、傷跡、ニキビ跡の改善に役立ちます。
当院ではPRP再生医療と組み合わせてしわ、たるみの治療に応用しておりますが、フラクショナルレーザー単独においてもニキビ跡や傷、瘢痕の治療、毛穴の改善に非常に有用です。
ただし、古いニキビ痕でクレーター状に陥没した状態は難治性で、PRP再生医療との併用治療が良いでしょう。
今回は比較的新しいニキビ跡、毛穴、赤ら顔に対する効果について、写真を提示します。

図ニキビ跡2.png

図ニキビ跡1.png

図ニキビ跡3.png

図ニキビ跡4.png

図ニキビ跡5.png

図ニキビ跡6.png
posted by 院長 at 21:03| 日記

2020年12月21日

2020年のPRP再生医療治療の総括と症例報告

お久しぶりです。
2020年12月からリフトアップ用のHIFUを導入いたしました。この導入にあたっては、今年のPRP再生医療の治療効果を解析した結果が関係しています。これは後述します。
まずは今年のPRP再生医療について総括してみましょう。
昨年の当院のPRP再生医療では、治療成績は私が想像したものより低い有効率でした。その理由としてPRPの施術回数や施術間隔を患者様まかせにしたのが原因の一つと考えました。
そこで今年は、施術回数目標を2回に設定し、かつ2回目を1回目の1か月後に行うようにしました。さらに相乗効果を期待して、フラクショナルレーザーをPRP治療に併用するという当院独自の治療方法も開始しました(顔や首の美容だけでなく、AGAにもフラクショナルレーザーを併用しています)。
さて、2019年と2020年を対比したグラフで結果を示します(グラフ1、グラフ2)。
グラフ内では「0」は全く効いていない無効、「V」は「非常に有効性あり」を示しています。「III」は「中等度の有効性」を意味しています
また、「不明」の中には経過観察中(2020年11月〜12月にPRP治療を開始し患者様)も含まれております。
これらは私の判断した結果ですが、自分なりにかなり辛口に判定しております。甘く判定して一時的に見せかけを良くするのは簡単ですが、それをすればいずれ矛盾が生じる事になり、結果的に当院の信用問題に係わるからです
また、グラフが小さくて見えにくい場合はグラフをクリックしていただければ拡大したものを見る事ができます。

newグラフ2019vsvs2020.png

顔・首の美容(グラフ1)
2019年ではPRP施術回数を患者様まかせにしてしまった結果、1回施術しただけで来院されない事が多く、そのために治療効果不明は全体の45%を占めました。2020年は新型コロナの影響で2回目の施術を受けられない患者様が多く出現し、治療効果不明は28%でした。
この2年での最も大きな違いは、無効例が顕著に減少し、III以上の「明らかな有効」例が顕著に増加した事です。
「無効」の0群と「わずかしか効果がみられなかった」のI群は4.4%
「有効」のII群〜V群は60.8%  
でした。しかし、不明や経過観察中(11月や12月に施術を開始した場合)が28%占めており、仮にこの28%を無効と有効の比率(4.4%:60.8%)で各群に分配すると
無効群:15.6%
有効群:84.4%

になり、有効率はかなり高くなります


2019年に比べて2020年の有効率が上昇した理由は施術回数が多くなったからではありません(2019年では1人の平均施術回数は1.7回だったの対し、2020年では1.6回とほぼ同等)。
それでは何が結果の違いを導いたのでしょうか?
やはり2回の施術間隔を1か月にした影響は大きいと思います。
さらに、フラクショナルレーザーを併用した事も貢献していると考えます

つまり、2020年に行った治療方法は成功であったと考えてよいでしょう。
ただし、やはり効果が出にくい症状があります。主にたるみによるものです。下記に例を挙げてみます。
〇 頬のたるみ
〇 下顎のたるみ
〇 ほうれい線(ある程度改善する事は多いのですが、顕著に改善する事が少ない)
〇 マリオネットライン

これらのたるみ関連には、HIFUの併用が有効ではないかと考え、今回新たに導入いたしました
例えばほうれい線の場合は、ほうれい線自体にPRP注入とフラクショナル照射を行い、頬全体にHIFUを当ててリフトアップを試みる方法です。
詳しくはHIFUの項目も参考にして下さい。


AGA(グラフ2)
AGAにおけるPRP再生医療治療では2019年と同様に、PRPに臍帯血幹細胞由来のサイトカイン注入やミノキシジルメソセラピーを併用しています。AGA治療では、患者様の絶対に良くしたいという強い信念から根気よく通院して頂き、2019年も2020年も治療効果不明患者様の比率は低いものでした。
2019年(青の棒グラフ)と比較しますと、2020年(オレンジの棒グラフ)は全体的に無効例が減少し有効例が多くなっています。
しかし、2020年では評価「I」の「効果がわずかしか見られなかった」の比率が高く、「明らかに効果がみられた」評価II〜Vの群とは異なる「効きにくい群」の存在が示唆されます
PRPの中には発毛を促す再生因子が多く含まれていますが、同時に発毛を抑制するサイトカインも含まれております。この発毛抑制サイトカインの含有量は全ての患者様のPRPで同等ではなく個人差があります
従って、この発毛抑制サイトカインを多く含んだPRPを用いた場合では、発毛効果が妨げられる可能性が考えられるのです
残念ながらクリニックの検査体制ではこのサイトカインを測定する事が出来ないため、事前に治療効果を予測する事ができません。
従ってPRP再生医療がその患者様にとって有効かどうかは、実際に行ってみてからではないと分らないのです。確率的には、効きにくい群が22.2%、効きやすい群が70.4%、不明7.4%となっておりますので、少なくとも10人中7人は有効であると考えられ、AGAに対する当院のPRP再生医療は試みて頂くに値するものと考えております
また、2021年からは施術法に若干の変更を加えて、2020年よりもさらに有効率が上がるように工夫していきます


以下に今年の有効例を提示します。

図首.png

図AGA.png

図眼瞼とゴルゴ.png

図眼瞼1.png

図眼瞼2.png

図ほうれい線.png

図毛穴とほうれい線.png

図ニキビ痕.png

図唇のシワ.png

図おでこ.png
posted by 院長 at 20:54| 日記

2020年07月01日

顔の半分だけにPRP再生医療&モザイクレーザー治療を行った結果

顔の半分だけに再生医療を定期的に行うとどのくらい左右差がでるのか、昨年10月からやってみました。
注)昨年10月以前は左右同等にPRP再生医療を行っておりましたので、今回提示する非施術側にはすでに若返り効果がみられている事を明言しておきます。
昨年10月から今年6月までに顔右半分にPRP再生医療を3回、モザイクレーザー(フラクショナルレーザー)を4回行いました。

図1.jpg
写真をポイント別に解説してみたいと思います。
@一番に気づく左右差は上まぶたの開き具合の違いです。もともと右目(写真では左)の方が開いていたのですが、最近ではその左右差が顕著になってきています。これは次の写真のポイントCで理由がわかります。
A下まぶたの小じわとたるみが違います。昨年まで数回行ったPRP再生医療のおかげで、下まぶたのたるみはかなり改善していたのですが、それでも、この8か月で左右差が生じました。
B目尻の小じわ。比較的深いシワで、PRP再生医療だけでは改善はしたものの消失するには至りませんでしたが、今回のPRP再生医療&モザイクレーザーの併用治療では、目尻の小じわを消失させる事ができました。

図2.jpg
左右の目尻の閉眼時の写真です。
C閉眼時の上まぶたの左右差が解るでしょうか?
施術した側では閉眼した時の上まぶたは平滑な感じですが、施術しなかった側では小じわを認めたるんでいます。この違いが左右の目の開き加減の相違の理由と考えています。
Aこのアングルで下まぶたを観察すると、施術側ではきれいに小じわが消えているのが解ります。

今年から始めたPRP再生医療とモザイクレーザーの併用治療ですが、この施術を受けられた患者様方においても、昨年までにはなかった強い効果が認められるようになっております。今回、自分自身の顔に行ってみて、改めてその効果に確信を持てるようになりました。
posted by 院長 at 20:35| 日記