今回は2018年の総括というタイトルで、再生医療をわかりやすくまとめてみたいと思います。
現在、再生医療はPRPとHARGの2種を行っています。PRP(自己多血小板血漿)には約20種類の再生因子が含まれており、また、HARG製品(AAPE V2.0)ではこれを注入する事で約100種類の再生因子を(注入部位に)誘導する効果があります。
AGA/薄毛にはHARGを第一選択治療としています。これは育毛に大切な再生因子(上皮増殖因子など)がPRPよりも優位に発現するためです(非常に難治性でHARGも効きにくいという場合は、PRPと併用する事でより育毛を強く誘導する事もできます)。
肌の改善にはPRPを使用しますが、PRPには弾力線維・膠原線維やコラーゲンなど再生させる再生因子(血小板由来増殖因子やトランスフォーミング増殖因子)が多く含まれているためです。もちろん、それ以外にも小じわを改善させる上皮増殖因子や、毛細血管を増やして若々しい肌を誘導する血管内皮増殖因子なども含まれています。
以下にこれまでの改善例をお見せします。いずれも施術1〜2回の効果です。



次は女性の薄毛の治療例です。女性の薄毛は難治性でPRPも効かない事が多いのですが、HARGではしっかり改善が認められました。

次に肌の若返り効果の報告を致します。
この動画は以前にも掲載しましたが、PRP治療前後の私の首の状態です。
治療前では引っ張った後、皮膚が元に戻るのに3秒ほどかかっています。これは弾力線維などの線維細胞が減少しているのが原因です。PRP治療後1ヶ月では、約1秒で元に戻っており、弾力線維などの線維細胞が増加した事が示唆されます。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
ただ、まだこの時点においては、首のシワの改善には至っておりません。
1回の治療で目に見える効果が無くても、治療を受けた部位の皮膚の内部では、このように潜在的(潜伏的)な改善が起こっています。従って、PRP注入を繰り返す事で蓄積的な効果(目に見える効果)が現れるようになるのです。
下の写真も以前に掲載しましたが、私の顔を1年かけて治療した前後の比較写真です。

この私の顔の変化が、昨年の集大成と言っても良いかと思います。
是非、参考にしてください。