2019年12月26日

本年の重症AGA治療の総括

お久しぶりの投稿で申し訳ありません。
本年も12月になり、ようやく重症なAGAに対する治療効果をまとめる事ができる状況になりました。
(美容の再生医療では、現在、新たな試みを開発中で、これは来年にご報告いたします。)
AGA治療では、今年に入りPRP再生医療、臍帯血幹細胞由来サイトカイン治療、ミノキシジルメソセラピー、それぞれを併用したコンビネーション療法を本格的に立ち上げました。
このコンビネーション治療を確立する以前は、ミノキシジル外用とフィナステリド(又はデュタステリド)内服の併用治療が効かないAGAは、それ以上に毛髪を増やすのが非常に困難でした。もっとも、ミノキシジルとスピロノラクトンを併用した内服治療を行えば、比較的簡単に毛髪を増やす事は可能です。しかし、それはで10年前のAGA治療と変らず、長期内服により心臓や腎臓への副作用が発症する事が懸念される治療法です。
私にとっては、いかにミノキシジルやスピロノラクトンを内服しないで難治性AGAを改善させるか、それが最重要課題でした。この度、たどり着いたこのコンビネーション療法には、私は非常に手応えを感じております。
1回の値段が安くはありませんが、なるべく少ない治療回数で効果が発揮できるように工夫しました。
山本岩根中山 半年の図.png

美容のPRP再生医療においても、有効率は100%ではありません。無効だった患者様は約15%に見られます。
工夫を重ねてより効果的な方法を(自分の顔を使って)試みております。無効率を極力ゼロにし、「非常に満足」と感じる患者様が極力100%になるように邁進中です。来年にはご報告できますので、お待ち下さい。

posted by 院長 at 19:08| 日記

2019年11月19日

重症なAGAの治療例

どんな治療にも限界というものがあります。
例えばPRP再生医療やHARG療法は、それぞれ単独では重症なAGAにはあまり効かないとされ、ハミルトン分類(下図)におけるIV型くらいまでが限界と考えられています。重症なAGAは、それだけAGAの罹患年数が長い事をも示しており、罹患年数が10年を超えると一般的に治療が難しいと言われています。
また、女性の薄毛(女性型脱毛)には重症でなくても単独治療の有効率は低い印象があります。
IMG_3292.JPG
現在、ハミルトン分類:VI〜VII型に相当する複数の患者様が当院で治療を受けておられます。そのうちの一人の治療経過(下図)を詳細にご報告してみたいと思います。

図5.png

この方はハミルトン分類でVI〜VIIに相当する重症なAGAで、罹患年数も25年以上あります。
治療は2018年11月から開始しました。最初はPRP単独を2回行い、効果がみられないためにHARG療法を3回行いました。顕著な効果がみられず、2019年4月からPRPとHARGを併用した治療に変更。翌5月には生え際からの発毛が少し増え始めたため、この併用治療を継続。10月からはHARGを臍帯血幹細胞由来サイトカインに変更し、さらにミノキシジルメソセラピーを併用しています。
AGA治療では治療を積み重ねてゆくのがコツです。例えば、ミノキシジル液外用治療が効かなければ、ミノキシジル外用を中止せずにこれにフィナステリド内服を加えます。それでもダメならミノキシジルメソセラピーを加え、それでもダメなら再生医療を加える、といった感じです。再生医療においても、PRP単独よりは、PRPに臍帯血幹細胞サイトカインを加えた併用治療が良いと思われます。
このような方針で治療を行ってゆけば、たとえ重症AGAや女性型脱毛だとしても、治療効果が現れてくる事が期待できます。
posted by 院長 at 17:07| 日記

2019年11月10日

AGA治療:サイトカイン再生医療とPRP再生医療の併用療法の今後の展望について

前回、サイトカイン再生医療とPRP再生医療の併用治療を行っているAGAの方の治療経過をお見せしました。
この場合のサイトカイン再生医療とは脂肪幹細胞由来サイトカインであるHARG療法の事で、HARG+PRPの併用治療を行った例です。
同じ治療を行った他のお二人(写真提供の許可を頂けた)の経過写真が用意できましたので、今回、提示いたします。
二人の経過.png

1ヶ月半前後(可能なら月1回)に1回の頻度で治療を行い、3回の治療ではほぼ変化が見られませんでしたが、4回目の治療を境に肉眼的にもAGAの改善が分るようになっております。
比較的重症な例ですが、治療回数を重ねてゆく事により発毛効果が得られる事が推察されます。
これらの方達には5回目の治療から臍帯血幹細胞由来サイトカインとPRPを併用し、さらにミノキシジルメソセラピーを併せた複合治療を行っております。
1回目の治療からこの方法を行っている方では、1回の施術で肉眼的改善が見られている方もいらっしゃいます(写真提供の許可が得られずお見せする事はできませんが)。
臍帯血幹細胞由来サイトカイン(CytB)は、脂肪幹細胞由来サイトカイン(HARG)よりも種類が豊富で各サイトカインの定量値も高く、より強い効果が期待できます。
HARG+PRPでは効果発現に少なくとも4回の施術が必要でしたが、今後は、CytB+PRP+ミノキシジルメソセラピーの複合治療によって、より少ない施術回数からの効果発現が期待できると考えられます
また、写真のように、かなり進行してしまった(AGA歴20年以上)場合でも、発毛効果が期待できると考えられます。

posted by 院長 at 16:12| 日記